アズミノイロ《安曇野彩》夏の雲..☁︎

　雲が夏をすぐそこまで連れてきています。夏の雲と出会えたのは今年初めて。

それでいて夕暮れからの風は北風に。昼間の暑さはどこへやらです。

アルプスの澄み切った空気に感じるひんやりとした風は仕事終わりにちょうどよい癒し。

プールの後にカラダの中で感じた疲労感と教室の中に吹き込んでくるあの頃の青春の風に似ています。

教室のカーテンが揺れるのとシンクロして、制服を着たあの子の髪の毛もなびく。

居眠りをしているあの人の教科書がパラパラと勢いよく捲れる。先生が板書をする黒板とチョークの擦れ合う音。

風と同時に青春時代のあの光景がアタマの中で横切ります。

教室からぼんやりと眺めていた夏の雲は何年も変わらず、

今も安曇野で見る雲と変わりません。

色、形。何百年も前の雲はどんなだったんだろうなんて青春と重ねながら考えます。

今よりも空気が澄み切っていて、とても近くにとてもそのままに見ることができたんじゃないか。

雀色時。

次の日の天気予報が雨降りだなんて

まるで嘘みたいにキレイな夕焼けに会えました。

安曇野も来週はずーっとお天気がぐずつく予報。

今夜も雨が降り出す前のヒヤリとした夜風が気持ちいいです。