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2020.03.30

アズミノイロ《安曇野彩》 サクラ雪

 パチパチと外から粒が当たる音がしたのは夜のことです。昼間からの強い風のせいか、雪が窓ガラスをノックしていました。

 

 朝、カーテンを開けると夜から降り続いた雪で外は純白の世界に。先日までの暖かさとは変わり昨日の安曇野は20~30㎝の積雪。春先に降る雪は水分を含んだ重たい雪。太平洋側の湿った寒気が、安曇野に春の雪《上雪》を連れてきます。

 

 きれいな純白に彩られる世界は久しぶりです。間違いなく今季一番の積雪。

 

 今季一番の積雪が卒業式も終わり、三月も終わろうとしているなぜこの時期なのか。こんなにも一瞬にして真冬に逆戻りする安曇野はとても面白いです。

 

 ついこの前まで春の足音がすぐそこまで来ていたのに、一瞬で魔法がかかる世界。安曇野で暮らしていても不思議で楽しい。

 

 安曇野ではサクラの季節に雪が降ることがたびたびあります。珍しいことなのですが、珍しいことではないのです。今年はそんな年。そんな風にして安曇野の記憶に刻まれます。

 

 春を楽しみに待っていた植物達もみんな白い帽子をかぶって、そんな自分達の姿に戸惑っているのではないのでしょうか。

 

 春休みという響きとは裏腹に、近所の田んぼのあぜでソリ遊びをする子供達。空気はやっぱり春の装いで、冬の張りつめた鋭さはありません。

 

 何年かに一度やってくる、安曇野の春に降る雪。今年のサクラはまだ蕾ですが、サクラに積もり、時を止め、散る儚さを少しの間だけ留まらせてくれます。そして、今年も春はかならずやってきます。かならず。

 

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