アズミノイロ《安曇野彩》粉雪

　安曇野は昨日までの晴天とは装いをかえ、朝から久しぶりの雪に。真っ白な雪景色が飛び込んでくる朝の世界は、幾度となく重ねても新鮮です。

　寒く乾いた空気の中に降る粉雪。海から離れている安曇野は空気中の湿り気も少ないため、サラサラした粉雪が降りやすいそうですが、今年の降雪量は私が考えていたよりも少なく、温暖化の影響でしょうか？雪が降っても湿った雪だったりと、今季、久しぶりに感じる粉雪が降りました。

　お菓子や粉砂糖のようにふわふわと可愛らしく、見ているだけでも癒される粉雪。降り積もったその場所から、雪の結晶がはっきりと目で見てわかる姿がそこにあります。ただ寒いから降るわけではなく、温度、湿度、雲の状態、いくつかの条件が重なったときだけ降り、出会えることができます。同じ形の雪の結晶は二つとない。世界に一つだけのここにしかない儚い夢がつまっている感じがして幻想的で魅力的。

たくさん降り積もるぼたん雪のように、雪だるまやかまくらを作ったりと、大いに雪遊びを楽しむのも喜びですが、四季の中でも安曇野の雪は、目で楽しむことができるの冬の魅力のひとつです。