アズミノイロ《安曇野彩》 くもり空

　ようやく氷点下という長いトンネルから抜け出すことができた安曇野。。それでもまだ、朝５時に見る窓からの景色には遅霜がおり、冬が居座ってるようです。

　一雨ごとに暖かくなるのを感じ、 一歩づつ安曇野の四季は進んでいます。そして、お母さんに叩き起こされたかの様に、一斉に植物たちが活動を始め、美しい花たちが人々の目を楽しませてくれます。植物たちは大忙しです。

　安曇野も全国と同様に、桜の開花が例年より早かったので、桜の花びらがもっとはやく散ってしまうかのと思いましたが、安曇野の独特な寒暖差なのでしょうか、散り始めが例年と変わらず開花時期が長かったように感じます。ちょっとだけ得した気分♪

　昨日のような雨の日は、時の流れがゆっくりです。時の流れがゆっくりでも許される。そんな気がします。この時期の雨は菜種梅雨（なたねづゆ）というそうです。《菜の花が咲く季節》に曇りや雨が続く梅雨のようなグズついた天候のことのようです。菜種梅雨は梅雨のようにずっと続くということはなく、一日あるいは数日程度のことがほとんどみたいですね。

　安曇野にも菜の花の黄色い絨毯があちこちに広がっています。

　どんより空でも安曇野には花が咲き、空気は春に包まれ雨や曇りでも彩りをあたえてくれています。